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離婚の意思はあるはずなのに進まない

元夫から離婚調停を申し立てられ、その中で財産分与が大きな争点となっていた。ところが、当の元夫は自分の財産目録すら提出しない。それなのに、私が提出した財産目録には次々と文句をつけてくる。資料が足りない、退職金を出せ、証券口座を出せ、車の査定額を出せと。話はややこしくなるばかりで、何も進展しない。当初、昼逃げした私のもとへ、元夫の代理人弁護士から書面が届いた。 そこには、
「離婚の意思がある」
そう書かれていたからこそ不思議だった。離婚する意思があるなら、なぜ話は前へ進まないのか?
その書面が届いてから、既に一年近くが経過していた。
「先に離婚したい」という願いは届かない

何回目かの調停の時、私は主張書面に、
「先に離婚を成立させたい」
元夫が求めている財産分与については、離婚後でも話し合うことができる。当時の財産分与請求権は、離婚成立から2年以内に家庭裁判所へ申立てをする必要があった。
これは2年以内に手続きを終わらせるという意味ではなく、期限内に申立てをしていれば、その後、調停や審判が長引いても手続きを続けることができる。
※2026年4月1日以降に離婚した場合、財産分与の請求期間は離婚から5年に延長されています。2026年3月31日以前に離婚した場合は2年です。
すでに離婚調停の中で財産分与について話し合っていたため、先に離婚を成立させたとしても、その後に財産分与を求めることはできる。
それなのに、なぜ離婚すら成立しないのだろう。
私には、あちら側の意図が全く分からなかった。お互いに無駄な時間とエネルギーを費やしているようにしか思えなかった。
私が求めたのは、お金ではなかった。一刻も早く離婚したい。一刻も早く他人になりたい。こんな人の妻でいたくない。
その思いだけは、ずっと変わらなかった。それなのに、「離婚だけでも先に成立させたい」という訴えは、完全に無視された。ありとあらゆることに対して反論してくるのに、この件についてだけは何の反応もない。なかったことのようにされている。
何がしたいの?この人たちは何を目指しているの?私には理解できなかった。
離婚を先に成立させることに、あちら側にとって何か不都合があったのだろうか?
色々考えてみたが、答えは出なかった。今でも本当のところは分からない。
私はどうしたらこの沼から抜け出せるのだろう。
当時の私は、フルタイムで会社員として働きながら、万が一の財産分与に備えて副業のアルバイトもしていた。さらに夜な夜な寝る間を惜しんで調停の書類を作成する毎日。体力的にも精神的にも限界で、上司から休職を勧められるほどボロボロになっていた。
私はどうしたら、この深い深い沼から抜け出せるのだろうか
誰かに助けてほしい。誰かに頼りたい。丸ごと頼れる場所はないのか?少しでも救われる方法はないのか?
そんなことばかり考えていた。「早く離婚したい」 そう訴える心の叫びは、誰にも届かない。 この時になっても、こんな願いすら聞いてもらえないのか。
私は少しずつ追い詰められていった。調停が長引けば長引くほど、その状況は悪化していく。
終わりが見えない。いつまで続くのか分からない。離婚できないかもしれないという恐怖だけが膨らんでいく。
そして私は、少しずつ『どこかに救いを求める』ようになっていった。神社、お寺、占い……少しでもこの苦しみから抜け出せるなら、すがってみたい気持ちになっていた。
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