「家計管理は任せているから」

元夫からそう言われるたびに、
なんとも言えないモヤモヤが積み重なった。
任せているって何?
私はフルタイムで働きながら、家計のやりくりをしていた。
「このままでは家計が厳しい」
「お小遣いを少し減らしてほしい」
家計簿を見せながら説明しても、返ってくる言葉はいつも同じだった。
当時の我が家は、家計のやりくりは私、
お小遣い額を決めるのは元夫。
今振り返っても不思議な話だと思う。
本当に任せているなら、お小遣い額を決める権限も私にあるはずなのに。
「任せる」と「丸投げ」は違う
子どもの教育費
住宅ローン
日々の生活費
将来への備え
このままで大丈夫なのか?
責任は私
不足を心配するのも私
数字を合わせるのも私
それなのに、
家計について困りごとを伝えても聞いていない。
あーうん、あー‥
面倒だと言わんばかりの生返事が続く。
家計のやりくりは押し付けられるけれど、
相談先できる相手はいない。
夫婦ってなんだろう?
疑問がどんどん膨らんでいく。
無関心という名の丸投げだったと、
今になって思う。
通帳を投げ返した日

ある時、お小遣いを渡すのが2〜3日遅れたため、
元夫からの催促が続いていた。
私は仕事帰りにATMへ寄るのが面倒だった。
そんなことよりも、少しでも早く帰って家事を片付けたい、そんな日が続いていた。
というか、毎回催促がうるさいので、
素直に従いたくない
私の意地悪モードが発動していた(笑)
そんな私の心の内を知る由もない元夫は言った。
「大した仕事でもないのに、銀行ぐらい寄れるだろ?それぐらいの時間あるだろ?」
確かにそうかもしれない。
そうかもしれないけれど、
家事は女の仕事だと言う。
少しでも早く帰って家事を片付けたいと思うのは認めない。
私には、その理屈が分からなかった。
もう無理だわ、この人。
私は元夫の通帳を投げ返した。
「あとは自分で考えて、自分でやって」
通帳を投げ返したのは、お小遣いの話ではなく、
私の意見が尊重されないこと
責任だけを負わされること
何より、家計管理に無関心なこと
生返事で私の話を聞き流していること
その積み重ねだった。
積み重なったものは地層のように固まり、
その地層は岩盤のように強固になる。
そうなると簡単には崩れない。
通帳を投げ返した日から、
離婚へのカウントダウンは始まっていた。
今でも分からない腑に落ちないこと

今になって振り返ると、
私がモヤモヤしていたこと、
「家計管理は任せているから」 そう言いながら、
家計については他人事かつ無関心
それなのに、お小遣い額は元夫が自由に決める
それが私には理解できないし、
責任と決定権のアンバランスさにも
納得できなかったと思う。
私は、夫婦であるからこそ、
一緒に家計を考え、
一緒に責任を負う関係でいたかった。
家計管理が私の役割だったとしても、
協働できる関係性、
共に相談できる関係性を望んでいた。
面倒なことも責任も私
お小遣い額を決める権限だけは元夫
そんな夫婦関係を、私は望んでいなかった
今振り返っても、
私には納得できない夫婦関係だった。
ま、要約すると、
お互いに結婚相手を間違えただけ(笑)

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