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私は年金の合意分割を希望していた

私は元夫から年金分割を受けられる立場なので、それを希望した。
年金の合意分割とは、婚姻期間中に夫婦それぞれが納めた厚生年金保険料の記録を合算し、夫婦で半分ずつに分け合う制度のこと。財産分与とは別の手続きで、年金事務所に必要書類を提出することで進められる。
そもそも年金合意分割と財産分与は別の話なので、財産分与の話が終わって離婚が成立してからでもよい。
私は財産分与の話が終わってからも、元夫と関わりたくなかった。この調停で決着をつけたい。その思いから、私は年金合意分割の主張をした。
別居前、私はすでに年金合意分割の計算のために、年金事務所から元夫の分、私の分、それぞれの年金記録を取り寄せてあった。
記録からすると、私が分与を受ける側であり、月々ざっといくら増えるか計算してみたところ、なんと、6,000円に満たない額だった。
※あくまで当時の記録をもとにしたざっとした試算であり、正確な金額ではない。
「少なっ!たったこれだけ?」
正直、かなりがっかりした。年金事務所に書類を受け取りに行ったときも、
「どちらもそんなに変わらないですよ」
と言われたことを思い出した。
主張書面に書いた

私の弁護士からは「後でいい」と言われたが、当時の私はその意味がよく分かっていなかった。それよりも、早く済ませて、こういう面倒なことから一日でも早く解放されたかった私は、主張書面に合意分割を希望すると書いた。
元夫側から返ってきた反論書面には、
「私は、仕事をしながら家事育児にもできる限り協力してきた。貢献度が高いので年金分割をする必要がない」
は?そういう話なの?
年金分割は、婚姻期間中の厚生年金記録を夫婦で分け合う制度であって、家事育児の貢献度に応じて決めるものではない。
稀に貢献度に著しく開きがある場合、その割合に応じる場合もあるらしい。相手が超有名人で収入がバグっている場合とか?
ちなみに元夫は、収入はバグってもなければ、育児なんて、ほとんど関わっていない。何をどうしたら、そんな主張ができるのか?
自分は家事育児に積極的に関わってきたという記憶が書き換えられる脳の構造なのか?
家事育児は、ほぼ完全に私一人でやってきた。当時、子どもたちが、
「お父さんは今度いつ来るの?」
そう私に聞いてきてくることがあった。
同じ家に住んでいるのに、子どもにそう聞かれるくらい、父親の存在感がなかったし、私は母子家庭として割り切っていた。そう割り切って元夫へ期待しないこととしていた。
元夫は年金分割の話しが出るとは想定していなかったのではないかと思う。だからこそ、自分の年金がごっそり持っていかれると思い込み、慌てて「貢献度が高い」などと、事実とかけ離れた反論をしてきたのかもしれない。

あまりに的外れな主張に呆れる
元夫は、あんなに偉そうにしていたのに、実際に私が受け取れる想定額は、月額6,000円にも満たない額だとは。その事実を元夫は知らないと思う。
別居後、コロナ禍の影響で私の残業は減っており、年金計算の基礎となる標準報酬月額の等級も下がっていた。元夫は、年金記録取得時の標準報酬月額が変わらないとすれば、差が開くので元夫が損する想像がつく。
※標準報酬月額とは、社会保険料や年金分割の計算基準となる金額のこと。その変動により、年金額にも影響する。
私は、
「年金分割は離婚時を基準に計算されるので、
離婚成立が後になるほど、そちら側が不利になる可能性がある」と標準報酬月額の話しを入れこみながら、早く離婚を成立させたい願いも込めて主張書面に書いた。
元夫からの反論書面には、
「ごちゃごちゃと何を訳の分からないこと言っているのか」
と書かれている。
それ、反論書面に書く言葉か?
元夫側の反論書面等は、弁護士が代理人として作成しているようだったが、いくら本人の希望とは言え、そのまま書くのね?と不思議な感じがした。
その反面、私は書面は全て私自身が作成しており、私の弁護士も事前に目を通してなさそうなので、素人視点で好きなように書いていた。
一般的に標準報酬月額がどうのこうのと言われても、すぐに理解できる人は少ないと思うが、意地悪な私は、もっと専門的な言葉を書き連ね、相手が理解するのに頭を使うように仕向けた。仕組みさえ知っていれば簡単な話しだけど、あえて混乱するように書く、性格悪って思うよ、私(笑)
主張と反論を繰り返す度、元夫側の反論はだんだん方向性を失っていったように感じていた。
文句や反論の整合性が取れないばかりか、今回のように、急にトンチンカンな言葉が返ってくる。
あれだけ年金分割に反対していたのに、実際に私が受け取る想定額は月6,000円にも満たない。それなのに、それを放棄しないと離婚話は進まないのだった。
※年金分割の請求期限は、財産分与と同様に2026年の法改正で2年から5年に延長されています。離婚の時期によって適用される期限が異なるため、該当する方は確認することをおすすめします。





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