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特定口座の税額を計算して提出した
私の証券口座には、投資信託や個別株があり、NISA口座と特定口座が混在していた。
NISA口座の運用益は非課税だが、特定口座では売却して利益が出れば税金がかかる。私は、別居時の評価額をもとに財産を整理する中で、特定口座については売却した場合の税金も考慮する必要があると考えた。そのため、含み益にかかる税額を試算し、実際の手取り額が分かるようExcelで一覧表を作成した。
- NISA口座:税額0円
- 特定口座:売却した場合、含み益に相当する利益部分に対して20.315%。内訳は、所得税15%、住民税5%、復興特別所得税0.315%。
個別株は銘柄ごとに、投資信託もファンドごとに計算し、それぞれ別居時の評価額が分かる資料も添付した。ここまでやれば、さすがに文句は出ないだろう。一つ宿題を終えたような気持ちでいた。
ところが、その期待はあっさり裏切られる。

素人が作ったExcelを信用できる訳がない
元夫側の反論書面には、「素人が作ったExcelを信用できる訳がない」と書かれていた。そう言われてもね。税率も書いてある。根拠となる、別居時の評価額の資料も添付してある。合っているかどうかなんて、電卓で計算すればすぐに分かるのに、何をどう考えたらそんな反論になるのだろう。
まぁ、元夫は昔から私のことを「パソコンもろくに使えない人」だと決めつけていたので、信用する気はさらさらなかったのだと思う。私が提出したExcelは関数を使って作成していたが、関数任せにはしていない。念のため、一つひとつ電卓でも再計算して確認していた。
間違っているはずがない。あったとしても、小数点以下の処理による1円程度の誤差ぐらいだろう。
私は反論書面に、「Excelで関数を用いて作成し、電卓でも再確認しておりますので計算に誤りはありません。ただし、小数点処理の関係で1円程度の誤差が生じる可能性はあります。また、必要であれば、そちら側でもご確認ください。」と記載した。
これって、元夫の理解力のなさを露呈しているだけではないのか?

提出できない反論書を書いていた
本当は、もっと違うことを書きたかった。「そんな常識レベルのこともご存じなかったんですね?」「ネットで調べればすぐ分かります。」「調べ方、分かりますか?」そんな皮肉を山ほど書きたかった。
もちろん、そんなことを書いて提出したら、またあちら側が騒ぎ立てるに決まっている。調停の場が荒れる。だから私は、提出用とは別に、思い切り毒を吐いた反論書をWordで作成して保存していた。
一度、感情のまま書き殴る。そして少し時間を置いてから、提出用の事務的な文章へ書き直す。これが、私なりの毒抜きの方法だった。

お蔵入りした反論書は宝物だった
パソコンの中には、提出されることのなかった反論書が何本も眠っていた。そこには、「ばーか!」「あほちゃうか?」「そんなことも知らんの?」「ネットで調べればすぐ分かるやろ?」「おじさん二人揃って、その程度の反論しかできないの?」「考え浅すぎるーー!」
そんな口の悪い私が、毒を吐きまくっていた(笑)もちろん、誰にも見せない。提出もしない。ただ保存するだけ。書き殴りながら、この怨念が元夫側に届きますように(祈)そんな思いを込めていた。思い切り毒を吐き出すだけで、不思議と心が軽くなった。
離婚から数年経った頃、「もう浄化してもいいかな」「もう役目を終えたよね」そう思い、それらのファイルはすべて削除し、ご臨終いただいた。
今思うと、少し惜しい気もする。あの頃の怒りも、本音も、そのまま詰まったお宝ボックスだったのかもしれない。もっとも、私がガス抜き方法を編み出したところで、元夫とその弁護士からの文句が止まったわけではない。ほんの少しだけ息抜きの方法は見つかった。
それでも、おじさんキッズたちの攻撃は、まだまだ終わらなかった。
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