「こんな変な人と結婚したのは、あなたの責任ですよ」弁護士に言われた忘れられない一言|離婚調停体験談 Vol.32

離婚調停

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「こんな変な人と結婚したのは、あなたの責任ですよ」

「50万円を支払え」と言われた頃だったと思う。相変わらず調停は一歩も前に進まない。元夫側からは、訳の分からない主張が次々と出てくる。

そんな時、「こんな変な人と結婚したのは、あなたの責任ですよ」と、私の弁護士が、ぽつりとそう漏らした。

「そうですよねー」と笑って返すしかなかった。心の中では、「それは分かっているから、今こんなことになっている」と思っていた。

今さら、そんなことを言われても、どうすることもできない。結婚したという事実は変えられないし、過去をやり直すこともできない。

ただ、それほどまでに元夫の言動は常識から外れていたということなのだろう。長年いろいろな人を見てきた弁護士ですら、思わず口にしてしまうほどだった。

無駄に奪われた時間

毎回、調停をするたびに新しい主張が出てくる。「50万円を支払え」「裁判をする」財産目録は出さない。ようやく出したと思えば、また新しい要求が始まる。

そのたびに私は反論書面を作る。資料を集め、事実を整理し、何時間もかけて文章を書く。今振り返ると、あれだけ時間をかけて作成した書面は、一体何だったのだろう。

あれだけ時間をかけて作成した書面や集めた資料は、結局何一つ役に立たなかった。あんなに時間をかけたのは、なんだったのか。

他人の人生の貴重な時間を何だと思っているのか。その場の思いつきのような主張を次々とぶつける。
私は、そのたびに資料を集め、書面を作り直し、何時間も費やす。

振り回される側の人生や時間なんて、何とも思っていないのだろうか。そう考えると、今でも腹が立つ。あの調停で奪われた時間を思うと、今でも悔しさが込み上げてくる。

第三者から見ても、そう思うよね

一見すると、とても失礼な言葉に聞こえるかもしれない。その時の私は、不思議と他人事のようにその言葉を受け止めていた。自分が責められているとは感じなかった。

「あぁ、第三者から見ても、そういう人なんだ。」ただ、そう思っただけだった。私は長い間、自分の感じている違和感がおかしいのではないかと思うことがあった。

「私が悪いのではないか」
「私の考え方がおかしいのではないか」
「私がもう少し我慢すればよかったのではないか」

そんな思いが何度も頭の中を巡った。最初の調停で、モラハラを理由に逃げてきたことを訴えた。

しかし、元夫からは「モラハラなんて事実はない」と言われ、調停委員からも「それが離婚理由になるのですか?」と言われた。

そうやって否定され続けるうちに、だんだん自分の感覚がおかしいのではないかと思うようになってくる。

モラハラの渦中にいると、自分の感覚に自信が持てなくなる。外から見れば明らかにおかしいことでも、その環境の中に長くいると、それが普通になってしまう。

だから、自分が感じている違和感が正しいのかどうかさえ分からなくなってしまう。モラハラは、暴言や威圧的な態度だけではない。相手の感覚を狂わせ、「自分がおかしいのではないか」と思わせることも、支配の一つなのだと思う。

私が受けていたのは、そんな目に見えない支配だったのかもしれない。当時は、それが支配だとは気づいていなかった。

今回のことで、私の感覚は間違っていなかったんだ。そう答え合わせができたような気がした。「第三者から見ても、元夫はそういう人だった。」それを改めて確認する出来事だったように思う。

離婚したいと思ったこと。無断で家を出たこと。あの家から離れたこと。私の判断は、やはり間違っていなかった。結婚したことに後悔はない。そうでなければ、子どもたちには出会えなかったから。

そして家を出たあのタイミングも、私にとっては最善の選択だったと思っている。

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