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元夫の弁護士から届いた一通の書面

「弁護士」という響き、かなりのパワーワードである。自分の人生に関わるなんて考えたこともなかったし、別世界での話。
その響きだけで身構えてしまうのに、元夫の弁護士が、私に対して様々な通告をしてきている。
動揺と動悸が隠せなかった。どうしたらいいのか分からず、契約したばかりの離婚相談所へ連絡した。
「相手が弁護士を立てたなら、こちらも弁護士が必要です」
そうなの?最近、相談所と契約したばかりなのに次は弁護士?また、出費が重なる‥
弁護士って、なんか嫌だな。と思いつつも、相手に弁護士がつけば、こちらも必要なのであれば仕方ない。
後から知ったことですが、相手に弁護士がついたからといって、こちらも絶対に弁護士を立てなければならないわけではありません。
離婚調停だって、弁護士なしで自分一人で進めることはできる。
当時の私は、そんなことを疑う余地も気力もなく弁護士を雇うことは必須だと思い込まされてしまったのです。
私の勘違いかも?と思い、当時のチャット履歴を確認してみたが、そこには「必要です」と書かれていた。
その流れで、離婚相談所から弁護士を紹介してもらうこととなった。
契約した離婚相談所の対応にモヤモヤする
そこは、相手方と協議書などの書面でやり取りして解決に導く方法で、元夫に送るための書類の作成をお願いしていた。
数回のやり取りの後、元夫の弁護士から書面が届き、すぐに弁護士を紹介された。
あとは、弁護士さんに聞いてねと言わんばかりに、その弁護士に引き渡されたような印象だった。
3〜4回しかやり取りしていないけれど、その契約金は返ってこない。弁護士に引き渡したら、お役御免なのか?
弁護士から書面が届いたと相談したのに、事務的に弁護士を紹介される流れになったのは、未だに腑に落ちない。
当時の私は、話を聞いてもらいたかった。
不安な気持ちを受け止めてもらいたかった。
これからどうしたらいいのか、
一緒に考えてほしかった。
実際には、弁護士を紹介されただけだった。
これまでの経緯や私の思いは、チャットで一言だけ共有されたが、その後のことは弁護士へ自分で説明してくださいというスタンスに思えた。
それが離婚相談所としての役割だったのかもしれないが、当時の私には、どこか突き放されたような感覚が残った。
他に頼れる場所もなく契約したのだが、高い勉強代だったと思っている。支払った金額に見合うサポートを受けられたという実感はない。
相談する先がなく、専門的な知識が欲しいこと
これからの不安な気持ち
どう動いていいのか分からない。
そんな気持ちに寄り添ってもらいたかったのかもしれない。
そんな私にとってはかなりドライな紹介ビジネスだと思わざるをえなかった。

紹介された弁護士は、松竹梅の三段階システム
紹介された弁護士は、さすがに松竹梅なんて表記ではなかったが、費用は50万円〜300万円ほどのいくつかのランクがあった。
梅ランクの弁護士(約50万円)
成果報酬なし
竹・松ランクの弁護士(100〜300万円)
成果報酬あり
つまり、財産分与などでお金を受け取った場合、その割合に応じて追加で支払いが発生する仕組みだった。
積極的に弁護士を雇いたかった訳ではなく、
これからの生活への不安もあり、お金は少しでも残しておきたかった。
迷わず、一番安い50万円の弁護士を選んだ。
弁護士という法律の専門家なので誰に頼んでも同じ?

当時の私は、弁護士は法律の専門家だから誰に依頼してもそんなに変わらないと思っていた。
弁護士に依頼するのは嫌だなと思う反面、
やっと相談できる人ができた
やっと味方になってくれる人ができた
なんでも頼ることができる
そんな安堵感の方が大きかった。
そして、紹介された弁護士に依頼することになった。この時はまだ、その選択について深く考える余裕などなかった。
目の前に現れた「弁護士」という存在に、ただ救いを求めていたのだと思う。弁護士は、ただ依頼すればいいものではないということに、後になって気づいた。
当時の私は、離婚問題や今後の生活への不安で頭も心もいっぱいだった。弁護士を「選ぶ」という発想はなかった。というか混乱する気持ちの中で冷静に物事を判断する気力と視点は持ち合わせていなかった。
紹介された弁護士に依頼するものだと思い込み、そのまま50万円を支払った。
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