転んでもタダでは起きない。1年で100万円稼いだ日雇い派遣生活|離婚調停コラム(番外編) Vol.1

離婚調停

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執拗な財産開示請求、もし私が多額の財産分与を払うことになったら?

調停の渦中、私はある行動に出ていた。少し時間を遡って、その話をしたいと思う。昼逃げして数週間後、元夫が弁護士を立てて財産開示請求をしてきた。

後から知ったことだが、家を出る前に相手の財産をしっかり調べておくべきだった。銀行口座、証券口座、保険、退職金見込額。離婚を前提に家を出るなら、相手が何をいくら持っているかを把握した上で動くのが鉄則らしい。

それなのに、当時の私は、そんなことを調べる気には全くなれなかった。なれなかったというより関心がなかったというのが正しい表現かもしれない。それよりも、やっと手に入れる自由な新生活の方がずっと楽しみで、それしか頭になかった。家出前に調べていたことは、家具や家電は何を買おうかな?そんなことしか考えていなかった。

その結果、家を出た後に執拗な財産開示請求をされる一方で、こちらは元夫が何をどれだけ持っているのか分からない。そんな圧倒的に不利な状態で、調停に臨むことになった。今思えば、これは大きな痛手だった。

弁護士からは、『家を出る前に財産を把握しておかなかったのか?』と聞かれたが、今更そんなこと言われても、飛び出してきてしまった後ではどうすることもできない。家庭内別居中から監視されているような生活をしていた私が、元夫の財産を調べる余裕などあるはずもなく、それよりも、一刻も早く逃げ出すことで頭がいっぱいだった。

自宅は、住宅ローン残高よりも売却見込額の方が高いアンダーローンの状態だった。家を残してきたことを考えれば、私が多額のお金を支払う側になるとは思えなかった。それでも、執拗な財産開示請求が続くうちに、だんだん不安になっていった。

どうなるか分からない。本当に払わないといけなくなったらどうしよう?自分の財産を減らしたくない。どうしても払わないといけない場合、どうしたらいいか?

日雇い派遣という選択

辿りついた答えは、本業以外で収入を得ること

手っ取り早く稼げるアルバイトを探してみたが、「フルタイムで働いている方は採用できません」と2軒断られた。そりゃそうだよね?労基法の関係上そうなるよね?と思いながら更に探すと、日雇い派遣なら働けそうだと分かり、早速登録した。

コロナ禍真っ只中ということもあり、日雇い派遣の仕事は減っているにも関わらず、働きたい人は増えている。仕事は取り合いの状態だった。行けそうなところは、どんどん応募した。

いくつかの会社に登録して色々働いてみた。そのうちの一つが、会社の帰り道にあり働ける時間もちょうど良かった。継続的に仕事があるところを見つけ、週に3日ほど働いた。

夜な夜な調停のための資料を作成し、空いた時間に日雇い派遣の仕事をしていた。何かに没頭することで、調停のことを考えずに済む。その場へ行けばいろんな人と話しができて気を紛らわせることができる。日雇い派遣だけで生計を立てている人、お小遣い稼ぎのため、土日だけ働いているお父さん、年金の収入の足しにしている人、会社員をしているだけでは巡り会えない人々にたくさん会うことができた。

あんな奴に取られてたまるか、それが原動力だった

こんなに頑張って稼いだお金をあんな奴に取られてたまるか!

その気持ちだけが原動力だった。残業があれば買って出る。そんな日々が1年ほど続き、日雇い派遣で得た給料は年間で、100万円ほどになっていた。扶養内で働く主婦と同じぐらい働いているじゃん!

本業、日雇い派遣、調停の資料作成、そしてキャリアコンサルタントの勉強。今振り返ると、よくあれだけ動けたなと思う。あの時の経験があったからこそ、今の私は「どんな状況でも、自分で稼ぐ力は作れる」と思えるようになった。転んでもタダでは起きない。この頃から、その性格だけは今も変わっていない。

この先、財産分与がどうなったのかは、また別の記事で書こうと思う。

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