調停で言われた、衝撃のひとこと

「それが離婚理由になるのですか?
女性が働いていようとも、
家事も育児もやるのは当然ですよね?」
年配の男性調停委員から返ってきた、
衝撃のひと言。
モラハラが酷かったことについて、
一生懸命説明した時のことだった。
もちろん、家事も育児も、やるのは当然。
そーだよ、そーだよ、そうに決まってんじゃん!
一人で全部やってるよ!
そうだけど
私が伝えたいのはそこじゃない。
全部一人でやってる完璧なワンオペ育児だし、
元夫はいない人だと割り切って
うちは母子家庭だと自分に言い聞かせて
一人で頑張ってきた。
なんだろ?この気持ち悪い感じ。
男性調停委員が言うのは
理論的には正しい、
私が伝えたいのはそこじゃない。
理論的には正しい、正しいし
実際に全部私がやっている。
父親は家事育児を丸投げして、
責任を全部押し付けていることが
正当化される。
母親はその丸投げされた家事育児を
全部丸ごと受け取って、
全部一人で頑張っている。
母親が同じようにフルタイムで
働いていても
なかったことのようにされる。
それが伝わらないと感じるのか?
私の隣で座っているだけの弁護士も、
うん、うん、うんと、
家事育児は女性の仕事でしょ?
ってうなづいている。
え?この人、私の味方ではないの?
女性がフルタイムで働いていようとも
生活費を渡されていなくとも
常に見下された発言をされようとも
彼らの中で、
モラハラという定義は
存在しないのかもしれない‥
昭和世代の価値観でできた深い沼に、
一人放り込まれたような感覚だった。
ちなみに女性の調停委員も存在していたが、
「調停委員の◯◯です」
挨拶だけだったので、
発言は一切ない。
スピーカーフォンでの会話なので、
その男性調停委員が
どういう温度感で話しているのか分からない。
その女性調停委員が
どう言う表情で聞いているのか分からない。
どうしよう、この闘い、
どうやって乗り越えればいいんだ?
絶望感と虚無感と、
なんとも言えない感情が入り乱れていた‥
同じようにフルタイムで働く元夫は、
家事育児に関わる人ではない上に、
家事育児は女の仕事だと
言い切る人。
それなのに、女性が全部担って当然という、
彼らの思考構造が私には理解できない。
数年経った今でも、理解できない‥。
今、思い返しても謎すぎる笑
そもそも私は元夫の行為が
モラハラに当たり、
それが離婚理由になることを
伝えたかったのに、
家事育児を女性がやるべきもの
と言う話で終わってしまった。
なんとも消化不良な思いが拭えない。

なぜ財産分与調停で離婚理由を聞くの?
そもそも、無断で逃げてきた私に対して、
元夫が財産分与調停を申立ててきたのに、
なぜ?離婚するか?しないか?
の話をしているのも謎だった。
離婚一択に決まってるじゃん!
離婚するから財産分与調停申立ててきたんだよね?
今思えば、調停委員なりの意図が
あったのかもしれない。
離婚理由よりも
財産分与の話を進め
早く離婚して自由になりたい。
この状況から解放されたい。
そんな気持ちでいっぱいだった。
離婚以外の選択肢はないはずなのに、
元夫はこの質問に対して
どう思っているんだろう?
限られた短い時間なのに、
理解されないのなら、
そんなことはもうどうでもいい。
早く本題に入れないのか?
すでにこの時点で
かなりのエネルギーを消耗してしまった。
モラハラの話をしたかったのに、家事育児の話で終わってしまった
話は戻るが、
モラハラは離婚理由として
当然に認められるものだと思っていたのに、
離婚理由としては認められにくいらしく、
定義も曖昧なところがある。
モラハラの話をしたかったのに、
そこまで話が全く及ばず、
男女の役割感みたいな話で終わってしまった。
家事と育児は女性がやるものという
価値観の中で生きてきた世代、
男性は外で働き、
女性が家庭を守る
そんな教育のど真ん中で
育ってきた世代には、
女性が外で働くから
家事育児を協力して欲しいという
希望は通じないのかもしれない。
今の50代以上の学校教育は
男女で役割が分けられていた。
男子は技術、女子は家庭科
そういった教育観の中で育った世代には、
私の訴えは伝わりにくいと思う。
その教育格差は、
父親像にも表れていると思う。
今は、女性も働き続ける時代になり、
男性の家事参加も必要になった。
当然のように家事育児に参加する父親は多い。
その行動から、教育を受けた背景が見える。
夫婦で買い物途中、
子どもの面倒を見ている父親
保育園の送り迎えを
当然のようにやっている父親
昼間に
子どもと散歩をしている父親
私の子育て当時に
そんな父親がいたら
賞賛されただろう
元夫も全くいなかったわけでもなく
たまにはそう言うこともあった。
ほんのたまに、
数えるほどの出来事だったけれど。
余談だけれど、
私は女子だったので
技術の授業をほとんど受けていない。
DIYをするとき、基礎が全く分からずに困った。
ホームセンターへ行っても、
何を基準に木材を選べばいいのか
全く分からない。
当時の教育概念では、
男性の役割として
捉えられていたかもしれないが、
今は女性のシングルも増えて
一人でやらないといけない場面も多い。
技術、私も習いたかったな。
と話は逸れてしまったが、
当時の私は、
モラハラを理解してほしいというよりも、
財産分与調停を前に進めたかった。
限られた調停時間の中で、
離婚理由の話ばかりが続き、
本来話し合うべき財産分与の話には
なかなかたどり着けない。
「早く本題に入れないの?」
そんな焦りばかりが大きくなっていた。
調停委員と話をしたのは、
30分×2回。
それなのに、
話はほとんど進まないまま、
「次回は双方の財産目録を提出してください」
そう言われて、第一回調停は終了した。
やっと財産分与の話が始まる。
財産分与の話になれば
すぐに調停から解放される。
そう思っていた。
財産目録を巡って、
さらに長い時間を費やすことになる
そんなこと思いもよらなかった。




コメント