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元夫の財産目録はまだ提出されない

離婚調停の第二回期日。第一回調停の終わりに、調停委員から双方へ財産目録提出の指示があったが、元夫は指定日までに提出しない。当日になっても財産目録を提出しない不条理がまかり通るのか。調停委員を介して提出しない理由を聞くと、「財産に関する資料を集めるのに時間がかかっている」と返ってきた。
その第二回調停から遡ること10か月前、昼逃げしてきた私に対して、元夫の弁護士から届いた書面には、「財産開示の準備が整っている」と書かれていた。さらに前回の調停からは1か月以上が経過している。準備が整っているのら提出するだけなのに、どうしてなのか?
そんな理由が通用するのか?通用させている?元々、調停開始前から訳の分からないことを主張してくるとは思っていたけれど、調停が始まってからの方が、その勢いが加速されたように思う。
なぜか私の財産目録が話題になる
財産分与とは、お互いの財産を開示し、その内容を確認しながら話し合っていくもの。私は、双方の財産目録が揃った状態で話し合いの土俵に立てると思っていたが、そうではなかった。
自分は提出しないのに、相手方の私への指摘だけをする。そんなことがまかり通る世界だった。
まず指摘されたのは、「財産が全て記載されていない」という。それに対して、元夫はかなり憤っている印象を受けた。怒るのは勝手、憤るのも勝手、だけど、そちらは何も提出していないよね?怒りポイントがおかしくないのか?やっぱりこういう人だよね?
期日を守って提出した私に怒る意味は?
なぜそうなる?「全部が記載されていない」って?私だって、何を書くか、何を書かないかは考える。財産分与なんて腹の探り合いだ。こんなにこじれきった相手に、最初から全部を差し出すとでも思うのか。
ちなみに、私は主張書面や反論書面には、元夫のことを「夫」とは絶対に書かない。もう赤の他人だよ、私とは関わり合いのない人だという意味を込めて、「そちらさん」「そちら側」と書くことに決めていた。
提出した人だけが質問攻め?
財産目録について元夫側から、まず指摘されたのが、
- 退職金見込額の提出がない
- 自動車の売却見込額の提出がない
- 個人年金の一括投資額が記入されていない
- 銀行口座の数が少ない
- 証券口座が書かれていない
- 源泉徴収票が提出されていない
元夫からの主張に対して、調停委員からは、
「個人年金は他にもありますか?」「証券口座は他にありませんか?」「なぜ記載していないのですか?」と質問が続く。さらに、「退職金見込額を提出してください」「自動車の売却額の査定書を取ってきてください」と言われる。
男性調停委員の言い方は結構きつく、私には問い詰められているように感じた。元夫は、私のことを「財産隠しを行なっていて信用できない人間だ」と主張してきた。男性の調停委員は、元夫の主張を前提にしているように私には感じられた。「隠しているんですか?」 「どうですか?」 「本当はあるんですか?」まるで、そう詰め寄られている感じがした。
そんな矢継ぎ早に詰問されても答えられないし、答えたくはない。こんなものまで開示するか。そう思っていた。こんなに詰問され、なんだか犯罪者にでもなった気分だった。
完全に別会計だった外貨建保険や証券口座まで、なぜその存在を把握しているのか。元夫の存在が今まで以上に恐ろしく、到底勝ち目がないとさえ感じた。何をどうやって把握したというのか?気持ち悪すぎるし、執念深くて怖すぎる。一刻も早く縁を切りたい…。
全員が敵に思える、敵が一人増えただけ

自分の財産目録は提出しないのに、私が提出した財産目録については文句と主張をする。そして、その説明を求められるのは私。こんな理不尽な世界が成り立つのだと、初めて知った。
これだけ理不尽な環境にいるのに、男性調停委員も元夫側に加勢しているように思えた。この時ばかりは、私の隣にいた弁護士も声を荒らげた。少しは救われた気もしたが、この状況は打破できない。
女性調停委員は、開始時の挨拶以外、一度も発言しない。調停委員の男女2人体制には意味があるはずなのに、それが全く機能していない。
こういう状況を「孤立無援」「四面楚歌」というのだろう。私には、敵が一人増えただけに思えた。この調停に意味はあるのだろうか。私を吊し上げる会なんだろうか。
納得できなくても従うしかないと思い、退職金、自動車査定、保険の返戻金、有価証券……さらに大量の資料を集めることになった。
相手は財産目録を提出していない。それでも私は、言われるままに資料を集めていた。あの頃は、それが調停に協力することだと思っていた。
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